パキスタンで結婚絡みの「名誉殺人」2件、妊娠中の女性も

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パキスタン・イスラマバード(CNN) パキスタン東部のグジュランワラ地域警察は18日までに、家族の意に沿わない結婚を選び、第2子を妊娠中の22歳女性が兄弟に首を切られるなどの攻撃を受け、死亡したと報告した。

CNNの取材に応じた女性の夫によると、妻が診察のため産婦人科病院を訪れた際、母親が現れ、実家へ無理に連れ戻していた。家に着くと木の棒でたたき、その後に兄弟が首をかき切ったと主張している。

夫婦は3年前に結婚。夫は「法の裁きを願う。首相に助けを求める」と嘆き悲しんだ。地元警察によると、母親に逮捕状が出されたが、兄弟は逃走中だという。

一方、同国のシアルコートでも18日までに、21歳の男が結婚相手の選択に反対し、19歳の妹を大きな木の棒で殴り、頭蓋骨(ずがいこつ)を打ち砕いて殺害する事件があった。

容疑者は地元警察の監房でCNNの取材に応じ、「妹が望んだ結婚で言い争っていた」と明かし、「妹を殺す意図はなかった。事件以降、泣き続けている」と悔やんだ。女性や容疑者の父親は、娘が結婚したがっていた男性の家族とは縁続きの関係にあるため結婚に反対していたと述べた。

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