ムスリム同胞団の指導者ら14人に死刑判決 エジプト

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ムスリム同胞団の14人に死刑判決

(CNN) エジプトの刑事裁判所は11日、ムルシ元大統領の出身母体だったイスラム組織「ムスリム同胞団」の最高指導者、モハメド・バディア被告と幹部13人に死刑を言い渡した。

被告側は上訴する見通し。裁判所はさらに、国家機関へのテロ攻撃を計画した罪で36人に終身刑を言い渡した。

被告らは、2013年の軍事クーデターでムルシ大統領が追放されたことに抗議し、首都カイロでの座り込みを支援したり、偽の情報を広めたりしたとされる。元大統領支持派に対する当局の一斉取り締まりで逮捕されていた。

カイロ近郊のトーラ刑務所で14カ月前からハンストを続けているエジプト系米国人の活動家、モハマド・ソルタン被告(27)にも終身刑が言い渡された。米国務省はこの判決を非難し、人道的見地から同被告の釈放を求める声明を発表した。

判決を下したシェハタ裁判長は厳しい判事として知られ、過去180人以上に死刑を言い渡している。

バディア被告は、これまでに警察署襲撃事件で死刑、13年の暴動を扇動した罪で終身刑を言い渡されていた。国営紙アルアハラムは、同被告が過去に2件の死刑判決を受けたものの、1件は上訴で覆され、もう1件はイスラム法最高権威者の大ムフティによる最終判断で却下されたと伝えている。

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