仏誌がムハンマド「風刺画」掲載、イスラム教国さらに刺激か

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フランスのエロー首相は、今回の風刺画掲載について「表現の自由は支持するが、限界はある」と指摘。「風刺画の側面に沿っての報道の自由はあるが、責任を負う問題もある」と付け加えた。

この中でフランス外務省はイスラム教徒が集団礼拝を実施する金曜日の21日に約20カ国に駐在する大使館を閉鎖し、フランス人学校を休校とする事前予防策を発表した。一部の大使館では警備が既に強化され、シャルリー・エブド誌のパリの社屋周辺では18日夜、警戒する警察車両が見られた。

同誌は昨年11月、イスラム法をからかったとも見られる表紙を掲載して襲撃を受け、発刊当日に社屋が燃やされる被害を受けたこともある。この号の表紙にはひげを生やし、ターバンを巻いたムハンマドを登場させ、「笑いで死ななかったらむち打ち100回」との言葉が添えられていた。この表紙を描いた風刺画家は今なお警察の警護下にある。

19日に掲載された風刺画ではムハンマドの画像は表紙に飾られていない。昨年11月の表紙を担当した画家は「教訓を得たため」と説明している。

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