中絶前の妊婦に胎児の画像と心音を、州法が議会通過 米南部

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ケンタッキー州のマット・ベビン州知事

ケンタッキー州のマット・ベビン州知事

(CNN) 米南部ケンタッキー州で人工妊娠中絶の条件を厳格化する2つの法案が、共和党が過半数を占める州議会の賛成多数で可決された。州知事が署名すれば成立する。

7日に議会を通過した2法案のうち、下院法案は人工妊娠中絶を行う前に医師または技師が超音波検診を実施して妊婦に画像を見せ、胎児の心音を聴かせることを義務付ける内容。妊婦が画像から目をそらしたり、心音の音量を下げたり切ったりするよう頼むことも認める。

同法案は下院で83対12、上院では32対5の賛成多数で可決された。

もう1つの上院法案は、妊娠20週目以降の中絶を禁止する内容。母親の命を救うための中絶などは例外として認めるものの、レイプなどの被害者に例外を適用することは認めない。

この法案も5日に30対6の賛成多数で州上院を通過、その後下院でも79対15で可決された。

両法案はケンタッキー州のマット・ベビン州知事が署名すれば成立する。法案には、署名直後から施行させるための緊急条項が含まれる。CNNは知事室にコメントを求めたが、現時点で返答はない。

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