イングランドとロシア、再度のサポーター衝突で大会追放も 

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UEFAは代表チームの追放処分にも言及

(CNN) フランスで開催されているサッカーの欧州選手権でイングランドとロシアのサポーターによる衝突が起き負傷者が出た問題で、欧州サッカー連盟(UEFA)は12日、双方のサッカー協会に対し、今後同様の暴力行為が繰り返された場合はそれぞれの代表チームを大会から追放することもあり得るとの見解を示した。

サポーター同士の衝突が発生したのは、11日に南東部のマルセイユで行われたグループBのイングランド―ロシア戦。UEFAはロシアのサポーターが集団で秩序を乱し、人種差別的な言動や発煙筒の使用に走ったとして、同国のサッカー協会に対する懲戒処分の手続きをすでに始めている。UEFAの声明によれば、違反行為の証拠を検証し、「2~3日以内に」制裁に関する決定を下すという。

現時点でイングランド・サッカー協会(FA)には懲戒処分などは取られていない。イングランドのサポーターは9日と10日にもマルセイユ市内で同様の騒ぎを起こしたとみられるが、UEFAが管轄責任を負うのは試合を行うスタジアム内のみに限られている。

マルセイユ警察の発表によれば、11日の試合の前後に発生した騒ぎでは少なくとも35人が負傷。うち4人は重体だという。逮捕者は8人で英国人、ロシア人、フランス人が含まれている。

英国政府は12日に声明を出し、スタジアムでの衝突についてUEFAが調査に乗り出したことを歓迎。北部のランスで16日に行われるイングランド―ウェールズ戦に先駆け、英警察から増援部隊を現地に派遣することを提案した。

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