ムハマド・アリ氏、故郷に埋葬 追悼式にクリントン元大統領ら

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ムハマド・アリ氏、故郷で追悼

ケンタッキー州ルイビル(CNN) 3日に74歳で死去したボクシングの元ヘビー級世界王者、ムハマド・アリさんの追悼式が10日、故郷のケンタッキー州ルイビルで営まれた。追悼式の前には、幼少期の自宅や初練習を行ったボクシングジムなど、アリさんゆかりの場所を2時間ほど葬列が巡回し、遺体が埋葬された。

巨大アリーナのKFCヤム!センターではアリさんをしのぶ追悼式が開催された。ビル・クリントン元大統領やスポーツキャスターのブライアント・ガンベル氏、コメディアンのビリー・クリスタル氏らが弔辞を読み上げた。クリントン氏は2001年、アリさんに大統領市民勲章を授与。クリスタル氏とガンベル氏はアリさんと長年の友情を築いた。

またイスラム教の聖典コーランが読み上げられたほか、キリスト教プロテスタント、カトリック、ユダヤ教、仏教、モルモン教の関係者も参列するなど、さまざまな宗教を包含する式典になった。

追悼式の前には、大勢の支持者がルイビル市の通りを埋め尽くした。葬儀の車列は記念博物館のアリ・センターや幼少期の自宅のほか、アリさんが卒業した高校や初練習を行ったジムを巡回。最後にケーブヒル墓地に到着し、近親者が見守るなか埋葬された。

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