米空軍が極超音速機の飛行試験、最高速度マッハ6 ニューヨークからロンドンまで1時間以内

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NYからロンドンまで1時間以内 米空軍がマッハ6の極超音速機の飛行試験

(CNN) 米空軍が開発に取り組む無人極超音速機「X51Aウェーブライダー」の3度目の飛行試験が、14日に計画された。目標の最高速度マッハ6(時速7200キロ)は、に移動できるスピードだ。

B52戦略爆撃機でカリフォルニア州沖まで運び、そこから300秒間の飛行を目指す。太平洋上に落下した後は経費節減のため、回収せずに破壊する。

ウェーブライダーは全長約7.6メートルで、ボーイング社が製造を担当。大気中の酸素を利用するスクラムジェットエンジン方式で、大量の燃料を積み込む必要がない。機体から発生する衝撃波に乗るよう設計されていることから、その名が付いた。

軍事専門家らによれば、この技術は偵察機や巡航ミサイル型の兵器、人員、貨物の輸送機などに活用できる。空軍は2004年から開発に着手し、これまでに推定1億4000万ドル(約110億円)の予算を費やしてきた。

10年5月に実施した最初の飛行試験では時速5600キロで143秒間飛行した後、予定より早く落下した。11年6月の試験でも飛行時間は目標に到達しなかったが、ある程度のデータは採集できた。

空軍は16年の配備を目標に掲げ、4機の試験機を製造している。ただし予算が決まっているのは今回の試験まで。開発計画の行方は不透明だ。

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