ウラル川氾濫、ロシアとカザフで大洪水 10万人超が避難、状況さらに悪化の予想

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救助される地元住民=10日、ロシア・オレンブルク州
/Maxim Shemetov/Reuters

救助される地元住民=10日、ロシア・オレンブルク州 /Maxim Shemetov/Reuters

(CNN) 欧州で3番目に長いウラル川が氾濫(はんらん)して大規模な洪水が発生し、ロシア南部と隣国カザフスタンで10万人以上が避難を強いられている。ロシアでは政府や自治体に対する抗議運動が巻き起こった。

ロシアのウラル山脈からカザフスタンを通ってカスピ海に注ぐウラル川は、雪解けのために増水し、両国の国境地域で堤防が決壊した。

カザフスタンのカシムジョマルト・トカエフ大統領はこの洪水について、「規模や被害の大きさからみて80年以上ぶりの災害になるかもしれない」と語った。

地元当局が10日に明らかにしたところによると、ロシアのオレンブルク州では住宅など約1万3000棟が浸水し、7700人あまりが避難した。オレンブルク市の水位は996センチに達し、基準値の930センチを大幅に超えている。

ロシア政府のドミトリー・ぺスコフ報道官は10日、「予報は芳しくない。洪水の被災地では水位が上昇し続けている」と記者団に語った。

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