イスラエル、全戦闘部隊の休暇中止にGPS遮断 イラン報復警戒か

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記者会見するイスラエル軍のハガリ報道官/Gil Cohen-Magen/AFP/Getty Images

記者会見するイスラエル軍のハガリ報道官/Gil Cohen-Magen/AFP/Getty Images

(CNN) イスラエル軍は6日までに、全ての戦闘部隊の休暇を一時的に取りやめ、募兵を増やし、防空態勢の強化のため予備兵を召集する方針を明らかにした。

これらの対応は3~4日に示され、休暇の中止は状況分析を踏まえた措置としている。声明で「イスラエル軍は戦争の最中にあり、兵員の配置は必要に応じて継続的に評価されている」と述べた。

募兵の規模には触れていない。

中東では1日、シリアの首都ダマスカスにあるイラン大使館施設への空爆が発生、イランはイスラエルの仕業として報復を宣言した。パレスチナ自治区ガザ地区での戦闘に加えさらなる地域紛争が中東で広がりかねない様相も呈している。

ただ、イスラエル軍はイランの報復宣言を受けて国民の間に懸念があることを踏まえ、自家発電機などを調達し生活防衛に備える必要はないとも訴えた。

軍のハガリ報道官は、軍の民間防衛司令部の指示に変化はないと説明し、食料備蓄や不測の事態などを想定したATMからの現金の引き出しも不要と述べた。

ハガリ報道官は一方で、同国が直面する脅威を無力化するための予防措置として国内で全地球測位システム(GPS)を遮断しているとも報告した。幾つかの脅威を封殺する成果が既に出ているとも述べた。

GPSの機能の障害が日常生活などで不便を与える可能性は認めながらも、国防能力の重要な道具であることに理解を求めた。

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