5000人が徒歩でガザ南部へ、4時間の避難回廊設置で 国連

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ガザ南部へ避難する人々=7日/Hatem Moussa/AP

ガザ南部へ避難する人々=7日/Hatem Moussa/AP

(CNN) 国連人道問題調整事務所(OCHA)は7日、イスラエル軍が前日に4時間にわたってパレスチナ自治区ガザ地区に避難回廊を設け、その間、約5000人が徒歩で南部に避難したと明らかにした。

OCHAの声明によると、イスラエル軍が6日午前10時から午後2時まで避難回廊を設け、ガザ市民やガザ北部の行政に南側への移動を呼び掛けた。

OCHAは「主要な交差箇所につながる道路は大きく損壊しているため、徒歩でしかたどり着けない。子どもや高齢者、身体障害者を含め、人々は皆、身の回りのものを手に持って長距離を歩いたと報告した」と状況を伝えた。

白旗を掲げて歩く女性ら/Ahmed Zakot/Reuters
白旗を掲げて歩く女性/Ahmed Zakot/Reuters

OCHAによると、ガザでは約150万人が家を追われている。そのうち71万7000人が国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の施設149カ所に、12万2000人が病院や教会、公共施設に、11万人がUNRWA以外が運営する学校89カ所に避難。残る人々は他人の家の世話になっている。

OCHAの7日の声明によると、UNRWAが運営している避難所で最も混雑している南部ハンユニスの訓練センターには2万2000人超が身を寄せている。1人当たりのスペースは2平方メートル以下で、約600人が一つのトイレを共有しているという。

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