ポーランド総選挙、政権交代の可能性

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破られた与党「法と正義」の候補者のポスター=ワルシャワ/Rob Picheta

破られた与党「法と正義」の候補者のポスター=ワルシャワ/Rob Picheta

(CNN) 東欧ポーランドの総選挙は15日、投開票が行われ、出口調査によれば、野党が次期政権を樹立する可能性が高いことがわかった。

世論調査によれば、与党の「法と正義(PiS)」が第1党になるものの、過半数には届かない見通し。このため、トゥスク元首相が率いる「市民プラットホーム(PO)」が他の少数政党との取引に成功すれば、連立政権が誕生しそうだ。

トゥスク氏とPiSのカチンスキ党首はいずれも15日夜に勝利宣言を行おうとした。しかし、現実的には、新政権の構成が明らかになるまで交渉の日々が続く可能性がある。

カチンスキ氏は支持者らに対し、世論調査の結果では、議会選挙におけるPiSにとって4度目の勝利、3回連続の勝利となったと述べた。

カチンスキ氏はPiSが直面している難題を認め、今回の選挙の成功を次期政権の誕生につなげることができるかどうかはまだ分からないと語った。

トゥスク氏はPOの支持者らが「自由を獲得し、我々のポーランドを取り戻した」と語った。

出口調査によれば、投票率は73%で、ポーランドの議会選挙では過去最高の水準だった。

中道の少数政党「第3の道」が政権樹立の行方を左右しそうだ。第3の道は、PiSとPOの両党を批判し、どちらもポーランドにとって最善の選択肢ではないとしている。しかし、同党の党首は以前からPiSを非難し、協定を結ぶ考えはないと主張している。

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