プーチン大統領、金正恩氏との会談は「生産的」 軍事協力を示唆

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二国間関係などについて率直に意見を交わしたというプーチン氏(右)と金正恩氏/Vladimir Smirnov/Sputnik/AP

二国間関係などについて率直に意見を交わしたというプーチン氏(右)と金正恩氏/Vladimir Smirnov/Sputnik/AP

(CNN) ロシアのプーチン大統領は13日、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)総書記との会談について「非常に生産的」だったと述べ、二国間関係などについて率直に意見を交わしたと明らかにした。ロシアの国営メディアによると、北朝鮮との軍事協力についても協議しているという。

両首脳はロシア極東のボストーチヌイ宇宙基地で約1時間にわたり、非公開で会談した。

会談後、北朝鮮との軍事協力について協議したのかと問われたプーチン氏は、北朝鮮への軍事支援については「ある種の規制」があるとの認識を示した。だが、検討する余地のある分野が存在することを認め、この分野が正恩氏のロシア訪問の目玉になると示唆した。

北朝鮮の国営メディアが4月に報じたところによると、正恩氏は以前、国家の安全と領土の安定を守る手段として軍事衛星の役割を強調し、軍事力を先制的に展開する際の軍事衛星の戦略的価値について語っていた。

国際社会は核兵器と弾道ミサイルを用いた軍事力の構築を阻止しようと北朝鮮に制裁を科しており、同国への軍事衛星技術の提供は制裁違反となる。

米国の当局者は、今回の両首脳の会談により、ロシアが北朝鮮に弾道ミサイルの技術を提供することの見返りとして、ウクライナで使用する武器の供給を受ける可能性があると警告している。

ロシア国営タス通信によると、両首脳は13日に5時間ほど一緒に過ごした。

プーチン氏が明らかにしたところによると、正恩氏はロシア滞在中にコムソモリスク・ナ・アムーレやウラジオストクなどに足を伸ばし、民生用や軍事用の装備を製造する工場などを視察するという。

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