ロシアのタカ派、軍事ブロガー殺害に乗じ反体制派の処刑を要求 弾圧強化も求める

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
サンクトペテルブルクのカフェで起きた爆発で死亡したウラドレン・タタルスキー氏/@Vladlentatarskybooks/Telegram/Reuters

サンクトペテルブルクのカフェで起きた爆発で死亡したウラドレン・タタルスキー氏/@Vladlentatarskybooks/Telegram/Reuters

(CNN) ロシアの軍事ジャーナリスト、ウラドレン・タタルスキー氏の殺害を受け、同国内の政治家やジャーナリストの間では死刑制度の復活を求める声が怒りと共に湧き上がっている。同時に反体制派に対する無慈悲な弾圧も要求。テロ行為や反逆罪の活用を拡大してでも、これを取り締まる必要があると訴えている。

タタルスキー氏は2日、サンクトペテルブルクで開かれたイベントの最中、即席の爆発装置によって殺害された。事件を巡っては26歳のダリヤ・トレポワ容疑者が現在モスクワで拘束中。タタルスキー氏の死亡に関連し、テロ行為を扱う罪状で起訴されている。

ロシアで最も人気のあるテレビ司会者の一人、ウラジーミル・ソロビヨフ氏は番組の中でトレポワ容疑者について、夫と共に「銃殺されるべき」だと発言。現在海外で暮らしている夫は「耳を引っ張ってロシアに連れ戻し、壁に押し付ければいい」と述べた。

同氏はまた、海外在住の他の反体制派について「ずだ袋に放り込んでロシアに送り返し」、「刑務所でやつれさせるか、銃殺するべき」とも主張した。

別の人気番組では、ある地方の高官がスターリン時代を懐かしむ思いを吐露。当時は「人民の敵」をシベリアの収容所に送り、強制労働させていたものだと語った。

「ロシア」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]