ザポリージャ原発、ロシア軍が幹部職員を「誘拐」

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ザポリージャ原子力発電所の外観=9月11日、ウクライナ・ザポリージャ州/AFP/Getty Images

ザポリージャ原子力発電所の外観=9月11日、ウクライナ・ザポリージャ州/AFP/Getty Images

(CNN) ウクライナの国営原子力企業エネルゴアトムは、ウクライナ中南部ザポリージャ原子力発電所の副所長が誘拐されたと明らかにした。

エネルゴアトムのテレグラムへの投稿によれば、人事担当副所長のバレリー・マルティニュク氏がロシア側によって誘拐された。マルティニュク氏は、不明の場所に拘束されているという。

エネルゴアトムによれば、ロシア側は、ウクライナの職員を出来るだけ早くロシアの国営原子力企業であるロスアトムで働かせるために、ザポリージャ原発の人事ファイルを欲しがっている。

エネルゴアトムは、国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長や国際社会に対し、ロシア軍に監禁されているマルティニュク氏の即時解放に向けて、あらゆる手段を講じるよう求めるとした。

ザポリージャ原子力発電所では、イホール・ムラショフ所長がロシア側に一時拘束される事案も発生していた。

ウクライナ国防省の諜報(ちょうほう)部門によれば、原発を占拠しているロシア軍が職員に対して、ロスアトムとの契約を強要している。

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