動員令後、国民70万人の出国を否定 ロシア大統領報道官

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ロシア側から国境を越えて入ってくる車列を眺めるフィンランドの国境警備隊/Alessandro Rampazzo/AFP/Getty Images

ロシア側から国境を越えて入ってくる車列を眺めるフィンランドの国境警備隊/Alessandro Rampazzo/AFP/Getty Images

(CNN) ロシア大統領府のペスコフ報道官は8日までに、プーチン大統領が先月21日に発動した部分的な動員令以降、同国を離れた国民の正確な人数は把握していないと述べた。

米経済誌フォーブスのロシア語版が報じた、出国者は70万人に達するとの記事への質問に述べた。同誌の記事はロシア大統領府に近い筋を情報源としていたが、CNNは真偽を確認できていない。

ペスコフ氏は定例の電話会見で、「正確な数字は持っていないが、70万人では決してない」とも主張した。

一方、ロシアと約7000キロの国境線を接する中央アジアのカザフスタン内務省は8日までに、ロシアの部分的な動員令の発表以降、入国したロシア人は20万人以上に達すると報告した。

カザフスタン国営の通信社カズインフォルムが報じた。このうち14万7000人以上が既に他国へ移ったとした。1日で7000人余が到着し、1万1000人がほかの国へ向かったこともあったとした。

これらのロシア人のなかでカザフスタンの市民権を請求したのは68人いたという。

カザフスタンは旧ソ連構成国の一つでロシアの密接なパートナー国とされる。ただ、プーチン氏の動員令には批判的な見解をにじませ、同国外務省は先に諸国の領土の保全を図る原則を信奉するとの立場を表明していた。

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