ウクライナの穀物窃盗の「支援者」に制裁 米国務省

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キーウ訪問での列車乗車前に記者団に話すブリンケン国務長官=9日/Genya Savilov/Pool/AFP/Getty Images

キーウ訪問での列車乗車前に記者団に話すブリンケン国務長官=9日/Genya Savilov/Pool/AFP/Getty Images

(CNN) 米国務省は15日、ロシアを代理して「ウクライナ産穀物の窃盗を支援または可能にした」5人に対する制裁を含む、新たな制裁措置を発表した。

ブリンケン国務長官は声明で「今日の措置には、数十万トンのウクライナ産穀物の押収や窃盗を監督し、世界中の食糧難を悪化させた5人など、ロシアの代理人当局者22人の指定が含まれている」と述べた。

ブリンケン氏はまた「ロシアの主要な防衛関連企業、ロシアの防衛産業基盤を支える主な先端技術企業、金融インフラ」、そして「ロシアの軍事情報機関、ロシア大統領府の対ウクライナ戦争とロシア国内の両方で人権侵害に関わる個人」に対してさらなる措置を講じると明らかにした。

国務省の制裁は、バイデン政権が同日、ロシアに対して取った一連の措置の一つ。国務省の概況報告書によると、穀物盗難に関与したとして制裁を受けた人物は、ウクライナの占領地域のいくつかで主導的な役割を担っていた。CNNが5月に報じたように、ロシア軍は占領地域から農機具と数千トンの穀物を盗んだ。

今回の制裁は国連総会を来週に控えている中でのものだ。バイデン政権は国連総会で、ウクライナでの戦争に端を発した世界的な食糧危機への支援を強化するよう、世界の指導者に改めて要請する見込みだ。

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