絶滅危惧種のアフリカゾウ、ジンバブエが500頭の狩猟権販売を発表

アフリカゾウの群れ=2012年11月17日、ジンバブエ西部のワンゲ国立公園/MARTIN BUREAU/AFP/AFP via Getty Images

アフリカゾウの群れ=2012年11月17日、ジンバブエ西部のワンゲ国立公園/MARTIN BUREAU/AFP/AFP via Getty Images

ジンバブエ・ハラレ(CNN) アフリカ南部ジンバブエはこのほど、今年最大で500頭のゾウを狩猟できる権利の販売を間もなく開始すると発表した。

ジンバブエ公園野生生物管理局の広報は22日、CNNの取材に対し、狩猟権販売を決めた一因として、新型コロナウイルス禍による観光収入の落ち込みを挙げ、「我々は殺したものを食べている」「我々の運営予算約2500万ドルの一部は、スポーツハンティングを通じて集めている。だがコロナウイルス禍のために、観光業は死んだも同然だ」と語った。

この数週間前、アフリカに生息するマルミミゾウ(シンリンゾウ)は絶滅の危険性が極めて高い絶滅危惧IA類に、サバンナゾウは絶滅の危険性が高い絶滅危惧IB類に分類されていた。

ジンバブエの環境・人権保護団体の広報は、ゾウの狩猟を認めるという政府の決定に「戦慄(せんりつ)を覚える」と述べ、娯楽目的のトロフィーハンティングを強く非難。「この行為は野生動物を動揺させ、人と野生生物との衝突をエスカレートさせる」と指摘した。

さらに、家族を無残に殺された野生生物が、地元住民に報復するのはほぼ確実だと述べ、「トロフィーハンティングは保護の助けになるという政府の主張とは裏腹に、これは貪欲さを動機とする行為であり、金銭を伴わないことさえある。写真撮影や一般的な観光による収入を増やすため、もっと革新的で環境に優しい対策が必要だ」と訴えた。

有料でゾウの狩猟を認めている国はジンバブエだけではない。昨年12月にはナミビアも、干ばつやゾウの頭数が増えたことを理由に、野生のゾウ170頭を売りに出していた。

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