ロシアの新型コロナワクチン、「私が実験台に」 フィリピン大統領

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フィリピンのドゥテルテ大統領。ロシアで開発された新型コロナウイルスのワクチンについて自ら接種を受ける意向を明らかにした/Jeoffrey Maitem/Getty Images

フィリピンのドゥテルテ大統領。ロシアで開発された新型コロナウイルスのワクチンについて自ら接種を受ける意向を明らかにした/Jeoffrey Maitem/Getty Images

(CNN) ロシア政府がこのほど正式に承認した新型コロナウイルスのワクチンをめぐり、フィリピンのドゥテルテ大統領は自ら実験台として接種を受ける意向を示している。

ドゥテルテ氏は10日深夜、国営テレビを通した演説で「私が公に接種を受ける。最初の実験台になる」と語った。

ロシアのプーチン大統領は11日、世界に先駆けて新型ウイルスのワクチンを承認したと発表した。治験のデータは未発表で、最終段階に当たる第3相も完了していないことから、安全性や有効性を疑問視する声も上がっている。

しかしドゥテルテ氏は、「ロシアがつくったワクチンは人類にとって大変良いことだと確信している」「12月までには新型ウイルスがなくなっていることを期待する」とコメント。ロシアとは友好関係にあるので、ワクチンの供給を優先的に受けることができるだろうとも語った。

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