女性記者切断遺体事件、発明家の男に終身刑 デンマーク

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女性記者の殺害と遺体損壊などで有罪になった発明家のピーター・マドセン被告

女性記者の殺害と遺体損壊などで有罪になった発明家のピーター・マドセン被告

コペンハーゲン(CNN) デンマークの首都コペンハーゲン近郊の海岸で昨年8月、スウェーデン人女性記者の切断遺体が見つかった事件で、現地の裁判所は25日、デンマーク人発明家のピーター・マドセン被告に終身刑を言い渡した。

事件では、女性記者キム・ウォールさんが昨年8月10日、マドセン被告が自作した潜水艦にコペンハーゲンで乗り込んだのを最後に行方が分からなくなった。21日にウォ-ルさんの胴体が付近の島に打ち上げられ、4週間後には頭部と両脚も見つかっていた。

マドセン被告は計画殺人と遺体損壊、「特に危険な性質の性交以外の性関係」に及んだ罪に問われ、3件の罪状すべてについて有罪を言い渡された。裁判官は判決で、犯行を「冷笑的で計画的な性的殺人であり、極めて残忍」と形容している。

マドセン被告は高等裁判所に上訴する意向。

マドセン被告は殺人や性的暴行の罪状を一貫して否定しており、ウォールさんは一酸化炭素中毒により事故死したと主張してきた。ただ、パニック状態で遺体を切断し、海に投げ入れたことは認めていた。

裁判官は判決で、マドセン被告が犯行を隠す目的で遺体を切断したと指摘。遺体の損傷や、のこぎりやドライバーなどを潜水艦に持ち込んだ判断について被告が合理的な理由を提示していないとした。

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