バイデン米政権、フーシを国際テロ組織に再指定へ

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集会でアメリカ軍とイギリス軍の攻撃に反対するフーシ派戦闘員ら=14日、イエメン・サナア近郊/AP

集会でアメリカ軍とイギリス軍の攻撃に反対するフーシ派戦闘員ら=14日、イエメン・サナア近郊/AP

(CNN) バイデン米政権が、中東イエメンの反政府武装組織フーシを「特別指定国際テロ組織(SDGT)」に再指定する見通しとなった。関係者が16日、CNNに明らかにした。

フーシについては前政権がトランプ前大統領の任期終了間際にテロ組織に指定したが、現政権が2021年2月にSDGT指定と外国テロ組織(FTO)指定を解除していた。

指定解除の理由についてアントニー・ブリンケン国務長官は当時、フーシをテロ組織に指定すればイエメンの国民に支援を届けることが難しくなると述べ、「イエメンの悲惨な人道状況」に配慮したと説明していた。

国務省によると、SDGTに指定された場合もFTOに指定された場合も資産は凍結される。しかしメンバーの入国が制限されるのはFTOのみ。SDGTに指定されても対象組織に対する「物的支援」は制裁対象にはならない。

イランを後ろ盾とするフーシが紅海で商船に対する攻撃を繰り返す中、米政府に対してはフーシをテロ組織に再指定するよう求める圧力が強まっていた。

米英軍は11日、イエメンにあるフーシの拠点に対する攻撃に踏み切った。

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