米軍、商船襲撃した武装組織フーシのボート3隻を撃沈 紅海

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空母アイゼンハワー=2023年11月、スエズ運河/Abaca via Zuma Press/FILE

空母アイゼンハワー=2023年11月、スエズ運河/Abaca via Zuma Press/FILE

(CNN) 米中央軍は12月31日、イエメンに拠点を置く親イラン派の反政府武装組織「フーシ」がイエメン沖でコンテナ船を襲撃し、米海軍のヘリがフーシのボート3隻を撃沈したと発表した。

米中央軍によると、フーシが支配する地域を拠点とする小型ボート4隻がデンマークの海運会社マースクのコンテナ船を小火器で襲撃し、コンテナ船に乗り移ろうとした。コンテナ船に乗っていた安全対策チームが応戦したという。

米中央軍は、24時間弱で2回目となるコンテナ船からの救難信号を受け、空母アイゼンハワーと駆逐艦グレーブリーのヘリが出動したと説明。ヘリもフーシから攻撃を受けたという。

ヘリは自衛措置として応戦し、4隻のうち3隻を沈めて乗員を殺害したとしている。残る1隻は逃亡した。米軍側の人員や装備に被害はなかった。

CNNは襲撃についてマースクにコメントを求めている。

フーシは紅海を通航する商船を標的にしている。攻撃は、パレスチナ自治区ガザ地区に物資を送るよう、イスラエルに圧力をかけるためだと主張している。

攻撃が相次いでいることから、海運大手は世界で最も重要な交易航路の一つである紅海ルートの通航見合わせを余儀なくされている。

フーシによる商船攻撃は、親イラン派のグループが関与している動きの一つで、イスラエルとイスラム組織ハマスの戦争が周辺地域を巻き込んで中東紛争へと拡大するのではないかとの懸念が高まっている。

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