バイデン氏、習主席は「独裁者」と新たに発言 首脳会談直後

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米加州での中国・習近平国家主席との首脳会談後、記者会見で質問に答えるバイデン氏/Doug Mills/Pool/The New York Times/AP

米加州での中国・習近平国家主席との首脳会談後、記者会見で質問に答えるバイデン氏/Doug Mills/Pool/The New York Times/AP

米カリフォルニア州ウッドサイド(CNN) バイデン米大統領は18日までに、米サンフランシスコ近郊で最近、首脳会談を持った中国の習近平(シーチンピン)国家主席について、「独裁者」であるとの考えを依然抱いていることを明らかにした。

「共産主義国家を治めているという意味では独裁者だ。中国政府は我々とは全く異なる政府形態を持つ」などと述べた。アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせた米中首脳会談を終えた数時間後の記者会見での質問に答えた。

米中首脳会談自体については「我々が持った、最も建設的かつ生産的な話し合いの一つだった」と評価していた。

中国外務省の報道官は、習主席を「独裁者」と改めて形容したバイデン氏の発言を受け、「はなはだしい誤りであり、無責任な政治的な操作」と反発、中国は断固として反対すると主張した。

バイデン氏は今年6月にも習氏を「独裁者」と呼び、中国側の激しい反発を買ってもいた。米カリフォルニア州での集会に出席した際、米国が本土上空に飛来した中国の偵察気球を撃墜した問題に触れ、「気球の場所を知らなかったことは独裁者にとって大きな困惑となった」などと表現していた。

バイデン氏が今回繰り返した「独裁者」発言は、米中首脳会談の開催が一応醸し出した前向きな雰囲気に水を差す可能性があるとの見方もある。

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