バイデン氏の北アイルランド訪問巡る機密文書、現地の路上で見つかる 警察が捜査

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北アイルランドに続き訪れたアイルランド北東部ダンドークのパブで演説するバイデン氏/Kevin Lamarque/Reuters

北アイルランドに続き訪れたアイルランド北東部ダンドークのパブで演説するバイデン氏/Kevin Lamarque/Reuters

北アイルランド・ベルファスト(CNN)  米国のバイデン大統領の英領北アイルランド訪問に関する詳細を記した文書が12日、路上で一般市民により発見されたのを受け、北アイルランドの警察が捜査を開始した。

この件は地元のアルスター地方で運営されている英BBCのラジオ局が最初に報じた。警察は「機密保護違反」があったことを認識しているとし、国外からの要人や一般市民、警察官や警察職員の安全を真剣に考えていると声明で強調。これから適切な対応を取るとした。

文書はバイデン氏の訪問に合わせての警察の配置を説明する内容とみられる。訪問の日程は12日、北アイルランドの流血の宗派紛争に終止符を打ったベルファスト合意から25年の節目を迎える式典で始まっていた。

当該の文書5ページのうち、BBCが公開したのは最初のページに編集を加えたもののみ。CNNはこれが正当な文書かどうか確認できていない。

BBCが公開した文書には「公務上機密」の印があり、日付は4月10日だった。バイデン氏の他、訪問に同行した要人、当局者に関する詳細な個人情報は含まれていない。

BBCによると、文書は北アイルランドのベルファストで見つかった。米国の代表団が11日に宿泊したホテルの近くだという。

米シークレットサービス(大統領警護隊)は12日に声明を出し、北アイルランド警察から今回の報道について知らされたと述べた。その上で、具体的な警護活動について話し合ってはいないとしつつ、報道がバイデン氏の行動に影響を及ぼすことはないと述べた。

バイデン氏は11日にワシントンを出発。4日間の日程で北アイルランドとアイルランドを相次ぎ訪問する予定となっている。

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