ウクライナ軍への「パトリオット」訓練、ごく近く開始 米当局者

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米陸軍のパトリオットミサイル=3月24日、ポーランドのジェシュフ・ヤションカ空港/Stringer/Reuters

米陸軍のパトリオットミサイル=3月24日、ポーランドのジェシュフ・ヤションカ空港/Stringer/Reuters

(CNN) 米国はウクライナへの提供を正式に発表した地対空ミサイル「パトリオット」のウクライナ軍への訓練を「ごく近いうちに」開始する。国防総省の高官が明らかにした。

この高官によると、米国はこれまでにウクライナ軍の兵士約3100人を訓練した。うち半分は、ウクライナ軍の作戦にとって不可欠なものとなっている榴弾(りゅうだん)砲「M777」や高機動ロケット砲システム「HIMARS(ハイマース)」の訓練だった。これ以外に、車両やさまざまな種類の大砲、ドローン(無人機)、その他のシステムの訓練も行われた。

国防総省は間もなくウクライナ軍へのパトリオットの操作と維持の訓練を開始する。パトリオットの供与はウクライナのゼレンスキー大統領が21日に訪米した際に発表された。

国防総省は訓練の開始時期や、パトリオットの複雑な操作を習得するのに要する期間を具体的に示していないが、高官は「ごく近いうちに」始まり「数カ月」かかると述べた。

国防総省によると、パトリオットの価格は4億5000万〜5億5000万ドル(約595億〜728億円)で、プラットフォームの構成により変わる。ミサイルは1発あたり約400万(約5億3000万円)ドル。

米国はまた、ウクライナ軍に提供している訓練内容を間もなく拡充し、合同訓練や複数の武器を組み合わせた諸兵科連合訓練を行う。大規模な戦闘作戦では月間約500人の兵士を訓練する。

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