米政府、家庭向けコロナ検査キット無料配布打ち切り 感染再拡大見越して在庫確保

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陽性反応を示す家庭向け新型コロナウイルス検査キット/Justin Sullivan/Getty Images

陽性反応を示す家庭向け新型コロナウイルス検査キット/Justin Sullivan/Getty Images

(CNN) 米ホワイトハウス当局者は28日、自宅で新型コロナウイルスの無料検査ができるプログラムを9月2日で中止する方針をCNNに明らかにした。予算が足りなくなり、秋にかけて予想される感染者の急増を見越して在庫を確保しておくための措置だと説明している。

米国では今年初めから、世帯当たり16回まで無料検査を受けることが可能になった。しかしホワイトハウスも検査キット配布サイトも、米議会で予算の追加拠出が認められなかったことを同プログラム打ち切りの理由として挙げている。

専用サイトでの注文受け付けは9月2日で打ち切りとなる。同サイトには「検査の国家備蓄を補充するための追加予算を議会が提供できていないため」との告知が掲載された。

無料検査キットの配布は今年1月、オミクロン変異株が猛威を振るう中で始まった。しかし当局者は何カ月も前から、議会で追加拠出が認められなければ新型コロナ対策を縮小せざるを得なくなると通告していた。

ホワイトハウス当局者は、もし議会で予算の追加拠出が認められれば、同サイトを通じた無料検査キットの配布を速やかに再開するとした上で、それまでの間、残る検査キットを今年後半に配布できるよう取っておくことが最善だと判断したと説明した。

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