バイデン氏、来月日本と韓国訪問へ アジア注力を維持

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大統領専用機に搭乗するバイデン米大統領=4月14日、米ノースカロライナ州グリーンズボロのピードモント・トライアド国際空港/Mandel Ngan/AFP/Getty Images/FILE

大統領専用機に搭乗するバイデン米大統領=4月14日、米ノースカロライナ州グリーンズボロのピードモント・トライアド国際空港/Mandel Ngan/AFP/Getty Images/FILE

(CNN) 米国のバイデン大統領は来月20日から24日にかけ、韓国と日本を訪問する。大統領として初のアジア訪問となる。

複数のホワイトハウス当局者が28日までにCNNに明らかにした。国際社会の注目がウクライナ危機に集まる中、バイデン氏のアジア重視の姿勢を裏付ける外交日程となった。

同当局者らによれば、バイデン氏は日韓それぞれの首脳と2国間協議を行う予定。東京では、岸田文雄首相のほかオーストラリア、インドの首脳とともに日米豪印4カ国による協力の枠組み「クアッド」の会合にも出席するという。

ホワイトハウスのサキ報道官は声明で、今回の外遊の意義について、当該国間の政府と経済、国民の関係を一段と深めることだと述べた。

東アジア地域では北朝鮮がミサイルの発射実験を繰り返し、米当局者らに懸念を抱かせる状況となっている。金正恩(キムジョンウン)総書記は今週開催した軍事パレードで、核兵器の開発を強化すると表明した。

ロシアがウクライナに侵攻する最中にあっても、バイデン氏はインド太平洋地域における同盟国の重要性を強調。「ルールに基づく秩序」を世界中で維持するうえで、これらの国々がかぎになるとの見方を示す。

これまで米政権は3代続けて外交の軸足をアジアに移す意向を表明したが、予定されるバイデン氏の同地域訪問は大統領就任から1年4カ月後と、過去の大半の大統領よりも遅れての実現となった。

同氏の外遊は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)により妨げられてもいた。

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