夫を140回以上メッタ刺し、61歳の妻を訴追 米フロリダ州

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逮捕されたジョーン・バーク容疑者(61)/Palm Beach County Sheriff's Office

逮捕されたジョーン・バーク容疑者(61)/Palm Beach County Sheriff's Office

(CNN) 米フロリダ州在住の女が、夫を刃物で140回以上も刺して殺害したとして、殺人の罪に問われている。

CNN提携局WPTVが入手した裁判書の書面によると、ジョーン・バーク容疑者(61)は保釈なしで勾留されており、ビデオ会議経由で20日、同州パームビーチ郡の裁判所に出廷した。

パームスプリングス警察によると、2月11日夕、バーク容疑者の息子を名乗る男性から通報があり、警察が同容疑者の自宅に駆け付けた。

通報者の男性は、仕事から帰宅すると、義父のメルビン・ウェラーさん(62)が台所で血まみれになって倒れていたと証言。家の中にはほかに誰かいるのかと尋ねられると、数秒間沈黙した後、母のバーク容疑者がいると言ったという。

現場に到着した警官は、台所の床の半分以上を覆う血の海の中に倒れている被害者を発見した。遺体の横にはモップやほうきなどの掃除道具もあった。

被害者は既に死亡している様子で、遺体には無数の刺し傷や切り傷があった。壁や戸棚、キッチンカウンターには血が飛び散ったりこすり付けられたりした痕があった。シンクでは複数のナイフや肉切り包丁が見つかった。

家の中を捜索した警官は、バーク容疑者が主寝室のベッドで横になっているのを発見。意識ははっきりしていたが沈黙し続けており、診断のため近くの病院に運ばれた。

検視の結果、被害者は140を超す刺し傷を負っていたことが分かった。頭部は肉切り包丁で殴られて頭蓋骨(ずがいこつ)が骨折していた。

容疑者の自宅の家宅捜索を行った警察は、血の染みが付いた容疑者のナイトガウンや、被害者のものと思われる携帯電話の入ったごみ袋を発見した。バーク容疑者も両手に裂傷を負っていたという。

事件の動機は分かっていない。遺族によると、死亡した男性には身体的障害があった。

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