米CDC、マスクの指針見直し 感染拡大地域では接種済みでも着用を

入り口にマスク着用を促す看板を掲示する食料品店=23日、米カリフォルニア州ロサンゼルス/Chris Delmas/AFP/Getty Images

入り口にマスク着用を促す看板を掲示する食料品店=23日、米カリフォルニア州ロサンゼルス/Chris Delmas/AFP/Getty Images

ワシントン(CNN) 米疾病対策センター(CDC)は27日、新型コロナウイルス感染対策のマスク着用に関する指針を見直し、感染拡大地域ではワクチン接種が完了した人にも屋内での着用を勧める立場を示した。

CDCのワレンスキー所長が発表したところによると、対象は感染率が「高い」または「相当高い」とされる地域の住民。CDCのデータによれば、全米の郡のうち46%が「高い」、17%が「相当高い」と判定されている。

学校では現在、ワクチン接種を完了していない場合にマスクを着用するべきとしているが、新たな指針では接種の有無にかかわらず、教師や職員、生徒、訪問者全員が屋内では着用するよう勧める。

CDCは約2カ月前、ワクチン接種済みなら原則として屋内でもマスクは不要との見解を発表していた。

ワレンスキー氏は記者会見で、米国内で主流になっている新型コロナウイルスのデルタ株は、従来の株と動きが違うことが分かってきたと説明。マスク着用の勧告が歓迎されないのは承知しているとも語った。

同氏によると、ワクチンによって発症のリスクは7分の1、入院は20分の1に抑えられる。

一方、政権高官の1人は指針見直しの背景として、デルタ株の感染力が強いことを指摘するとともに、ワクチン接種後に陽性反応が出る「ブレークスルー感染」の症例でも、検出されるウイルスのレベルは未接種者とあまり変わらず、感染を広げる恐れがあるとの証拠が新たに見つかっていると述べた。

別の保健当局者は、感染を拡大させているのはほとんどが未接種者との見方を示したうえで、ブレークスルー感染の可能性は認識していると語り、ワクチン接種済みでも人にうつす例があることを示すデータが出始めていると指摘した。

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