ジュリアーニ氏、トランプ氏弁護の案件なし 盟友関係は維持か

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記者会見でのトランプ氏の発言を聞くジュリアーニ氏=2020年9月27日、米ワシントンDCのホワイトハウス/Joshua Roberts/Getty Images

記者会見でのトランプ氏の発言を聞くジュリアーニ氏=2020年9月27日、米ワシントンDCのホワイトハウス/Joshua Roberts/Getty Images

(CNN) トランプ前米大統領の個人的な顧問弁護士を長年務めてきたジュリアーニ元ニューヨーク市長が現在、トランプ氏の弁護を担っている案件はないことが分かった。トランプ陣営の上級顧問、ジェイソン・ミラー氏が16日、CNNに語った。

ミラー氏はツイッター上で、ジュリアーニ氏がトランプ氏の盟友であることに変わりはないと強調。トランプ氏の弁護を担当していないのは、現時点で係争中の案件がないからだと説明した。

CNNが入手した情報によると、トランプ氏は先月、弾劾(だんがい)訴追された際にジュリアーニ氏への不満を漏らし、弁護士費用の支払いを止めるようスタッフに指示していたとされる。ただし側近らによれば、この指示が本気なのかどうかは分からなかった。

トランプ氏は現在、複数の犯罪捜査や民事の調査、女性2人への性的暴行疑惑をめぐる名誉毀損(きそん)訴訟の対象となっている。先月の連邦議会議事堂乱入事件を扇動した罪で刑事訴追されるかもしれないと、周囲に不安を漏らしているとの情報もある。

ジュリアーニ氏自身も法廷闘争を抱えている。16日には下院民主党議員が、ジュリアーニ、トランプ両氏は極右集団と共謀して議事堂乱入をあおったとする訴訟を起こした。

ジュリアーニ氏はまた、昨年の大統領選に関する根拠のない陰謀説を擁護し続けたとして、投票集計システムを提供した企業2社からも訴えられている。

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