メラニア夫人、小児病院でマスクせず読み聞かせ 恒例の訪問行事で

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
小児病院での読み聞かせでマスクを外すメラニア夫人/Pool

小児病院での読み聞かせでマスクを外すメラニア夫人/Pool

(CNN) メラニア・トランプ米大統領夫人は15日、国立小児病院を訪問し、患者の子どもたちにクリスマスに関する本の読み聞かせを行った。病院の規定では訪問者全員にマスクの着用を義務付けているが、夫人は読み聞かせの際にマスクを外していた。

メラニア夫人はファーストレディーとなってから毎年、同病院の子どもたちを訪問している。首都ワシントンでは新型コロナウイルスの感染件数が記録的に増加しているが、恒例となった訪問を今年も継続して行った形だ。

病院のアトリウムに到着した時にはマスクをしていたメラニア夫人だが、クリスマスツリーの前に置かれた椅子に座るとマスクを外した。他の人たちとは距離を保った状態だったが、病院の規定では、新型コロナの感染拡大を防ぐため「院内の施設にいるすべての人」に対してマスクの着用を義務付けており、廊下やカフェテリアを含め「周囲に人がいる状況では常時マスクを着けること」としている。

CNNは夫人がマスクを外した理由や、マスクを外す特別な許可を得ていたのかどうかについて夫人のオフィスにコメントを求めたが、現時点で返答はない。

一方、ホワイトハウスはこの行事についての声明を出し、「現行の新型コロナ感染拡大を受け、本行事は対面での参加者の人数を制限して実施した。すべての参加者はマスクの着用とソーシャルディスタンスの確保を求められた。訪問は当該の病院における講演者向けのマスクの規定に従った。これはコロンビア特別区の公衆衛生の指針に基づくもので、1人の人物が放送または聴衆向けにスピーチする際には、周囲6フィート(約1.8メートル)に誰もいない場合であればマスクの着用は必要ないとしている」と説明。読み聞かせの間、メラニア夫人は4階分の高さのあるアトリウムで、他の人たちと12フィート以上離れていたと述べた。訪問の様子は325ある入院患者の病室にも放送されていたという。

国立小児病院の広報担当者はCNNの取材に答え、メラニア夫人の読み聞かせについてコロンビア特別区の指針に沿ったものだったと明らかにした。病院独自の規定には言及しなかった。

メラニア夫人は10月初め、トランプ米大統領と同時期に新型コロナウイルスに感染した。ただ複数の専門家が指摘するところによれば抗体がどの程度持続するかは不明で、現状では引き続きマスクを着けることが推奨されるという。

「新型コロナウイルス」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]