ボルトン氏の回顧録、司法省が捜査に着手 米紙報道

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ボルトン氏の回顧録をめぐり、米司法省が捜査を開始したという/Sergei Gapon/AFP/Getty Images

ボルトン氏の回顧録をめぐり、米司法省が捜査を開始したという/Sergei Gapon/AFP/Getty Images

ワシントン(CNN) 米国のボルトン前大統領補佐官(国家安全保障担当)が6月に出版した回顧録で機密情報を違法に開示した疑いがあるとして、米司法省が捜査に着手したことが分かった。米紙ニューヨーク・タイムズが15日に報じた。

同紙が事情に詳しい関係者3人からの情報として伝えたところによると、司法省はすでに大陪審を招集し、出版元のサイモン・アンド・シュスターに通信記録の提出を求めた。

トランプ政権は同書の出版に先立ち、ボルトン氏がホワイトハウスによる原稿の事前審査を一方的に打ち切ったとして、差し止めを求める民事訴訟を起こした。連邦地裁判事はこれを棄却する一方、ボルトン氏が後日刑事責任を問われたり、この著作から得る収益を没収されたりする可能性にも言及していた。

同紙によれば、ラトクリフ国家情報長官が先月、司法省に問い合わせたのをきっかけに捜査が始まったという。

ボルトン氏はこれまで、ホワイトハウスに求められた修正には全て従ったと主張してきた。

しかしトランプ大統領は、ボルトン氏が「法を犯した」とツイートして収監や収益の没収を主張するなど、訴追を求める構えを繰り返し示していた。

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