経営破綻した暗号資産業者FTX、バハマ当局が犯罪捜査

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
経営破綻した暗号資産交換業者FTX(本社バハマ)/Olivier Douliery/AFP/Getty Images

経営破綻した暗号資産交換業者FTX(本社バハマ)/Olivier Douliery/AFP/Getty Images

ニューヨーク(CNN) バハマ当局は13日、経営破綻(はたん)した暗号資産(仮想通貨)交換業者FTX(本社バハマ)について、犯罪行為があった疑いがあるとみて捜査していることを明らかにした。

王立バハマ警察は、「FTXの世界的な破綻とFTXデジタル・マーケッツの仮清算を踏まえ、金融犯罪捜査部門とバハマ証券取引委員会が緊密に連携し、犯罪行為がなかったかどうか捜査する」と発表した。

かつて有力な暗号資産業者だったFTXは、11日に破産法の適用を申請し、過去1週間で財産を失った30歳の最高経営責任者(CEO)、サム・バンクマンフリード氏の辞任を発表した。

バハマ当局による捜査について、FTXとバンクマンフリード氏の代理人弁護士にコメントを求めたが、13日の時点で返答はなかった。

FTXは昨年、バハマに本社を移転。バンクマンフリード氏は当時、「包括的な暗号通貨の枠組みが整った数少ない場所のひとつ」と称賛していた。

当局による捜査のニュースが伝わる前日、FTXは、暗号資産が盗まれたのかどうかについて調査していることを明らかにした。暗号資産のリスク管理会社はこの資産について、ほぼ5億ドル(約700億円)相当に上る可能性があると指摘している。

「バハマ」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]