Arts

「AI画家」が描いた肖像画、4800万円超で落札

AIが描いた「エドモンド・デ・ベラミー」

AIが描いた「エドモンド・デ・ベラミー」

人工知能(AI)を使って制作された絵画が25日、米ニューヨークで開かれたクリスティーズのオークションに出品され、予想を大幅に上回る43万2500ドル(約4860万円)で落札された。AIの芸術作品がオークションで販売されたのは初めてだった。

AIが描いた「エドモンド・デ・ベラミー」は、巨匠の作品風の肖像画で、輪郭はややぼやけている。落札価格は7000~1万ドルと予想されていた。

制作したのはAIと機械学習の芸術的可能性に着目したフランスの3人グループ「Obvious」。署名代わりにアルゴリズムのコードの一部を作品に記した。

3人とも芸術作品制作の経験はないものの、「アルゴリズムで新しい画像を制作できると分かって、その潜在的可能性に驚いた」と語る。

オークションに出品したのは11枚の連作の中の1枚で、さまざまな年代の肖像画1万5000枚のイメージを2つのアルゴリズムで解析。一方のアルゴリズムにオリジナル作品を制作させ、もう一方のアルゴリズムにはその作品について、人がつくったものかどうかを判定させた。

「我々は画家がやるのと同じように肖像画を鑑賞する。ギャラリーを歩いて着想を得るように。ただし我々はその着想をアルゴリズムに解析させ、アルゴリズムがビジュアルな制作を行う」。Obviousのゴーチエ・ベルニエさんはそう説明する。

Obviousが使った手法は「敵対的生成ネットワーク(GAN)」と呼ばれ、アーティストの間では何年も前から使われているため、芸術やAIの専門家からはオークション出品に対して批判的な声も出ていた。

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