火星の「日没」、NASAの探査車キュリオシティが撮影 

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2月2日にキュリオシティが撮影した輝く雲/NASA/JPL-Caltech/MSSS/SSI

2月2日にキュリオシティが撮影した輝く雲/NASA/JPL-Caltech/MSSS/SSI

(CNN) 米航空宇宙局(NASA)の探査車「キュリオシティ」から、火星の日没を捉えた画像が送られてきた。

キュリオシティは火星が温暖湿潤な惑星から冷たい砂漠に変化した理由を求め、10年以上にわたって火星表面を探査している。これまでに興味深い岩石地形を発見したほか、生命の兆候の探索や、ゲール・クレーター中央部にある「シャープ山」の登頂も行った。

だが、最近のキュリオシティは、車輪の下にほぼ果てしなく広がる岩や土の観測に専念するのではなく、空を見上げているようだ。

キュリオシティは先月2日の日没時、太陽光線が水平線から伸び、雲を明るく照らす様子を撮影。これは「薄明光線」と呼ばれる現象で、火星でここまではっきり確認されたのは初めてだった。

1月27日の日没直後に撮影された虹色の雲/NASA/JPL-Caltech/MSSS
1月27日の日没直後に撮影された虹色の雲/NASA/JPL-Caltech/MSSS

キュリオシティは以前、火星の夜空に輝く雲を観測していたことがあり、現在は追加調査として、薄明時の雲を調べる活動を行っている。

雲は火星の気象パターンや気象条件に関するより深い知見を与えてくれる。研究者は雲ができる時間や場所の情報を活用して、火星の大気組成や温度、風についてさらなる知見を得たい考えだ。

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