今年最後の日食、欧州やアジアで観測

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2021年6月の部分日食=カナダ・トロント/Zou Zheng/Xinhua News Agency/Getty Images

2021年6月の部分日食=カナダ・トロント/Zou Zheng/Xinhua News Agency/Getty Images

(CNN) 月が太陽と地球の間を通過して起きる今年2回目の日食が、欧州などで25日に観測されている。

今回の日食は、グリーンランドやアイスランドの一部、欧州のほぼ全域、アフリカ北東部、西アジアと中央アジアで25日に観測。米東部標準時の午前5時から約4時間、東半球では午後の早い時間まで続いた。

今回は、太陽と月、地球が完全には一直線に並ばないことから部分日食となり、太陽が三日月形に見える。天体観測サイトのEarthSkyによると、最大時で太陽の約86%が月の陰に隠れる。

27日の周期で地球を周回する月は、およそ4日後に地球に最接近することから、普段よりやや大きく見える。

米航空宇宙局(NASA)のマイケル・カーク氏によると、太陽が最も大きく欠けた時の姿は、上向きの三日月形に見える。

「日食を見ると、部分日食であれ皆既日食であれ、自分が地球と太陽と月の間の天体ダンスの一部になったように感じる」「そして、自分のいる場所が壮大な太陽系の中にあることを感じさせてくれる」とカーク氏は話す。

次回の日食が起きるのは2023年4月20日。オーストラリアと南極、東南アジアで金環食が観測できる。

日食の前後約2週間では月食も起きる。今回は11月8日に皆既月食があり、比較的狭い範囲で観測される日食と違い夜側の地域ならどこでも見られる。

今年の日食や皆既月食はこれで最後だが、EarthSkyによると、流星群はあと5回観測できる。

「宇宙」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]