耳の不自由な犬が崖から転落、保護団体が無事救助 米カリフォルニア州

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峡谷に落ち、身動きの取れなくなった犬を救助隊が4時間がかりで救出した/San Diego Humane Society

峡谷に落ち、身動きの取れなくなった犬を救助隊が4時間がかりで救出した/San Diego Humane Society

(CNN) 米カリフォルニア州で、耳の不自由な犬が高さ約30メートルの崖から転落し、動物保護団体の救助隊に救出される出来事があった。

救助されたのは8歳のオーストラリアン・シェパード犬「ホボ」。飼い主のジュリア・プラントさんは、CNN提携局KGTVの取材に「奇跡だった」と振り返った。

現場に急行したサンディエゴの動物保護団体ヒューメーン・ソサエティの緊急対応チームは、救助するためには自分たちが峡谷を下ってホボの所へ到達する必要があると判断。5人が4時間をかけて救助活動を展開した。

救助隊のクリント・ガナスさんがCNNに語ったところによると、ホボは人間でさえ身動きが難しい極端に密集した茂みの中に落下していた。しかもホボには関節炎などの運動障害があり、動くことが困難だった。

救助隊は樹木や枝を切り落としてホボを茂みから助け出すと、安全ベルトを装着し、飼い主の待つ頂上へと引き上げた。

ようやく自由になったホボは盛んに動き回っていたとガナスさんは話し、「チーム全員が大きな笑顔を浮かべていた。それを見て私も、自分が日々自分の仕事をしている理由を改めて思い出した」と振り返った。

飼い主のプラントさんは「ヒューメーン・ソサエティに感謝します」と話し、ホボが二度と峡谷に近付かないよう、「リードは常に短くしておきます」とコメントしている。

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