崖から転落した飼い犬を救助、険しい地形専門の救助隊が出動 米

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救助されたオスのミックス犬「レオ」/National Park Service

救助されたオスのミックス犬「レオ」/National Park Service

(CNN) 米北部のスペリオル湖に面したミシガン州のピクチャード・ロックス国立湖岸公園で、飼い犬が切り立った崖から転落し、パークレンジャーに救助される出来事があった。

国立公園局の9日の発表によると、救助されたのは4歳のオスのミックス犬「レオ」。ウィスコンシン州に住む飼い主一家は8日、レオを連れて同公園を訪れていた。

レオはリードを付けられていたが、リードが伸び切って首輪が抜け、崖から約8~9メートル下の岩場に転落した。

近くにいたパークレンジャーは子どもの悲鳴を聞いて駆けつけ、転落した岩場の上で足をひきずって歩き回っているレオを発見した。

レンジャーは応援を呼び、険しい山岳地帯での救助を専門とするSHARP救助隊のボランティアも駆けつけた。

SHARPの隊員、ジョン・ミラーさんは崖を下ってレオのいる岩場に到達。レオは吠えながら尻尾を振ったが、最初はミラーさんに近づこうとしなかった。

そこでドッグフードやパンやクラッカーを見せて約25分がかりでレオをなだめると、ようやくミラーさんとレンジャーのジョー・ヒューズさんに近寄ってきたという。

ミラーさんは手元にあったベルトでハーネスをつくってレオに装着し、レオを展望台まで引き上げて、飼い主一家と無事に再会させることができた。

湖岸は切り立った崖に囲まれて湖の水は冷たく、この一帯の地形は非常に険しい。「高度な訓練を受けたSHARPの山岳ガイドと組むことで、この公園の急斜面での救助活動ができている」とヒューズさんは説明している。

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