海岸で見つけた漂着物、古い皿と思ったら地雷だった 米フロリダ州

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地雷を手にするウィルソンさん/Jayne Wilson

地雷を手にするウィルソンさん/Jayne Wilson

(CNN) 米フロリダ州の海岸でビーチコーミングをしていた女性が、ある漂着物に目を留めて自宅に持ち帰った。古い皿だと思って表面をはがす作業を続けていたこの漂着物の正体は、地雷だった。

在宅介護の仕事をしているジェイン・ウィルソンさんは今年4月、フロリダ州のインディアンリバーショアーズ海岸で、夜明けごろに犬を散歩させていた。

波に洗われたガラス片の収集を趣味にしているというウィルソンさん。歩きながら貝殻を調べていたところ、砂の上に皿のような形をした漂着物を発見し、古いスペイン船から流出した皿だと思って自宅に持ち帰った。

漂着物は水を入れたランチボックスクーラーに保存し、何カ月もかけて、表面にこびりついた貝殻やフジツボをはがす作業を続けていた。

今月7日になって地域情報のウェブサイトに、地雷を見つけた男性の話が掲載された。これを見つけた友人がウィルソンさんに、「リビングルームのクーラーにあるのってこれじゃない?」と連絡してきた。

自分が9カ月かけて表面をはがす作業を続けていたのが地雷だったことに、ウィルソンさんが気付いた瞬間だった。

ウィルソンさんが警察に通報すると、自宅から避難するよう指示されて、近くの空軍基地に連絡を取って地雷を回収してもらうと告げられたという。

しかしウィルソンさんは、これまで爆発しなかったものが、今になって爆発するはずはないと判断。出先の家の前に置いて、当局に回収してもらうことにした。

警察は地元紙TCPalmの取材に対し、この地域では同じようなものが常時発見されていると述べ、「我々は、いつ爆発してもおかしくない実弾として扱っている」として注意を促した。

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