ロシアからの燃料源輸入、6月は皆無で史上初 英国

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ロシア石油大手ロスネフチが同国南部トゥアプセで運営する石油貯蔵施設/Andrey Rudakov/Bloomberg/Getty Images

ロシア石油大手ロスネフチが同国南部トゥアプセで運営する石油貯蔵施設/Andrey Rudakov/Bloomberg/Getty Images

(CNN) 英国家統計局は24日、同国が今年6月、ロシアから燃料源を一切輸入しなかったと報告した。月間単位では史上初めての事例とした。

精製油、原油、天然ガス、石炭、コークスや練炭の輸入は皆無だったとした。

英国は今年3月、ロシアによるウクライナ侵攻が起きた直後、ロシア産石油の全ての輸入を年末までに段階的に廃止する方針を発表。ロシアが自国経済の破綻(はたん)回避や軍事侵攻を支えるのに必要な主要な歳入源を締め付けるのが狙いだった。

英国の精製油の輸入では、ロシアが昨年、最多の供給国で全体における比率は24.1%を占めていた。原油では5.9%で、ガスは4.9%だった。

また、ロシアからの全体的な輸入額も今年6月は1997年の統計開始以降、史上最低の水準を記録。今年1月の20億米ドル以上から3900万ドルに急減した。この激減についてウクライナへの侵攻に対抗して打ち出された経済制裁が作用した可能性があるが、英政府当局は貿易業者らが自主的にロシア産製品などを見限り、代替品の確保に動いたことが反映したともみている。

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