米ウォルマート、従業員のマスク義務を緩和

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米小売り大手ウォルマートが、米国内の従業員を対象とした新型コロナウイルス感染対策のマスク着用義務を緩和する/Etienne Laurent/EPA-EFE/Shutterstock

米小売り大手ウォルマートが、米国内の従業員を対象とした新型コロナウイルス感染対策のマスク着用義務を緩和する/Etienne Laurent/EPA-EFE/Shutterstock

ニューヨーク(CNN) 米小売り大手ウォルマートはこのほど、米国内の従業員を対象とした新型コロナウイルス感染対策のマスク着用義務を緩和すると発表した。

米紙ウォールストリート・ジャーナルが最初に報じ、CNN Businessが11日付の社内メモを入手した。

それによると、新型コロナワクチンの接種を完了した従業員は今後、州政府などが義務付けている場合を除き、マスク着用を求められない。ただしワクチン未接種の従業員や、薬局など医療関連部門のスタッフには、引き続き着用を義務付ける。

コロナ感染者に認めていた有給扱いの追加病気休暇は、州政府などの規定がない限り3月末に廃止する。

さらに毎日の健康チェックについても、州当局が義務付けているカリフォルニア、ニューヨーク、バージニアを除く各州で段階的に廃止する。

同社は2020年、米小売業界の先頭に立ってマスクの義務付けに踏み切った。昨年春にはワクチン接種済みの従業員を対象にいったん緩和したものの、7月にデルタ株、12月にオミクロン株の感染拡大を受けて再導入していた。

米国内では最近、オミクロン株感染者の減少に伴い、一部の州が屋内でのマスク義務を解除する方針を示している。

米ネット通販大手アマゾンも先日、ワクチン接種済みの従業員には倉庫内でのマスク着用ルールを緩和し、未接種者に対しては有給のコロナ病欠を制限すると発表した。

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