EU、アストラゼネカを提訴 ワクチン供給遅延受け

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ワクチン供給の遅れをめぐって欧州連合(EU)がアストラゼネカを提訴/Lennart Preiss/AFP/Getty Images

ワクチン供給の遅れをめぐって欧州連合(EU)がアストラゼネカを提訴/Lennart Preiss/AFP/Getty Images

ロンドン(CNN Business) 欧州連合(EU)は26日、新型コロナウイルスワクチンの供給に関する契約に違反があったとして、英製薬大手アストラゼネカを提訴した。EUとアストラゼネカの間では数カ月にわたってワクチン供給で遅れが出ており、供給遅延によって欧州でのワクチン接種にも影響が出ている。

EUはアストラゼネカに対して6月末までに3億回分のワクチンを供給するよう求めているほか、1億回分の追加購入の選択肢もある。しかし、ワクチンの供給遅延は繰り返され、契約条件をめぐり、EUとアストラゼネカは公の場で対立している。

アストラゼネカは3月、今年前半までに1億回分のワクチンを供給することを目指していると明らかにした。これは予定の3分の1に過ぎない。

EUの行政を担う欧州委員会の広報担当は、今回の提訴の動きについて、契約違反が繰り返されているほか、現在の状況下でアストラゼネカが時宜にかなった供給を保証するという信頼できる戦略に欠けているためと説明した。

アストラゼネカは声明で、契約違反との主張については否定し、EUが法的措置に動いた決断は「残念だ」と述べた。

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