ハマスに対する戦闘を再開 イスラエル軍が発表
(CNN) イスラエル国防軍(IDF)は、イスラム組織ハマスに対する戦闘を再開すると発表した。ハマスがイスラエルに向けて攻撃を行い、停戦合意に違反したと非難している。
ハマスが支配するガザ内務省によると、1週間続いた停戦が破綻(はたん)した数分後、イスラエル軍の車両がガザ北西部で攻撃を実施した。
イスラエル軍の航空機が上空を飛んでいるという。
人質解放と引き換えに戦闘を停止する合意が8日目に延長された兆候はなく、一時停戦は失効したとみられていた。
イスラエル軍によると、11月30日の期限の1時間前には、ガザ地区から発射されたロケット弾1発をイスラエルの防空システムが迎撃した。このロケット弾の発射主体を示す情報は発表されていない。
一時停戦は24日遅くに始まり、現地時間1日午前7時に失効する予定となっていた。停戦を7日目に延長する合意は11月30日の期限直前に成立した。
エジプトとカタールの交渉担当者は、人質やパレスチナ人収監者のさらなる解放を促し、ガザ地区内への支援を拡大するため、戦闘休止をあと2日間延長するよう求めていた。
一方、イスラエルの当局者は休止延長の条件として、人質となっているイスラエルの女性と子どもを1日10人解放する必要があると再三表明していた。