中国、アパホテルのボイコット指示 南京大虐殺の否定本巡り

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ホテルに滞在した中国人観光客が客室で本を見つけたことが騒ぎの発端に

ホテルに滞在した中国人観光客が客室で本を見つけたことが騒ぎの発端に

南京大虐殺を扱った文書は豊富にある。第2次世界大戦後の東京裁判でも議論され、2015年にはユネスコの世界記憶遺産に登録された。

この本の内容についてアパグループにコメントを求めたが返答はなかった。同グループは24日の時点で、中国人観光客からの予約は引き続き受け付けると述べている。

今回の問題は、中国人観光客2人が宿泊先の客室で本を見付けたことが発端となり、中国のソーシャルメディアで非難が殺到。アパに対して謝罪を要求する声や、ボイコットを呼びかける声が噴出していた。

中国国営新華社通信は24日、「日本の極右勢力が同国の戦争の歴史を塗り替えようとする運動の氷山の一角にすぎない」と形容した。

中国外務省の華春瑩報道官は23日、「日本の少数の個人が歴史的犯罪を消し去ろうと躍起になっている」と述べ、「彼らが躍起になればなるほど、過去についての記憶を呼び覚ます。そうした行為は既に中国の人たちの強い憤りをかき立てている」と語った。

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