相模原殺傷事件の容疑者、手紙で障害者の殺害を予告

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国内メディアの報道によると、植松容疑者に対してはこの手紙の後、他人を傷つける恐れがあるとして強制的に入院させる措置が取られた。容疑者はこの時点でやまゆり園を退職した。

退院したのは3月だったが、やまゆり園に通知はなかったとされる。同園は防犯カメラを増設し、植松容疑者が問題を起こす危険性について警察にも情報を寄せていた。

植松容疑者は教師をめざしていたことがあり、運輸関係の職場を経て2012年から同園に勤務していた。県当局者が27日の記者会見で語ったところによると、容疑者の勤務態度をめぐり園が警察に相談したことはあるが、入所者との間で具体的なトラブルは起きていなかった。元同僚は「愛想が良く、子どもたちにも優しかった」と話している。近隣住民らも、同容疑者が事件に関与したと聞いて驚いた表情を見せた。

植松容疑者が昨年、東京西郊の駅前でのけんかで相手の男性を負傷させたとして書類送検されたとの報道もある。

やまゆり園は静かな山あいに位置する敷地面積約3万890平方メートルの障害者施設だ。定員160人、入所者は10代から70代までの男女計149人で、3分の1弱が高齢者。事件発生当時は警備員1人を含む9人が勤務していた。

日本で大量殺人が起きたことはほとんどなく、事件は全国に衝撃を与えている。1995年の地下鉄サリン事件では13人が死亡した。01年の大阪教育大付属池田小事件の死者は8人、08年に東京・秋葉原で起きた無差別殺傷事件の死者は7人だった。

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