丸山和也議員、オバマ大統領についての「黒人奴隷」発言を謝罪

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(CNN) 自民党の丸山和也参院議員は、オバマ大統領を奴隷の子孫だとした発言に関して、誤解を招くものだったとして謝罪した。

丸山議員は17日の参院憲法審査会で、「いまアメリカは黒人が大統領になっているんですよ。黒人の血を引くね。これは奴隷ですよ」と発言した。

この発言は日本の憲法改正を巡る論議の中で飛び出した。丸山議員は米国の「ダイナミックな変革」を引き合いに出し、「アメリカの建国、あるいは当初の時代に、黒人、奴隷がアメリカの大統領になるなんてことは考えもしない」と力説していた。

オバマ氏は初のアフリカ系米国人の大統領だが、奴隷の子孫ではない。父はケニア人、母はカンザス州出身の白人だ。

丸山議員の発言は人種差別的と見なされ、審査会後の記者会見で同議員は「誤解を与えるようなところがあった」として謝罪した。

丸山議員は19日、CNNの電話取材に応じ、自らの発言によってオバマ大統領と米国国民に不快な思いをさせたことを申し訳なく思うと述べた。その上で、発言に人種差別的な意図はなく、人種差別を乗り越えた米国の偉大さに言及しようとするものだったと説明した。

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