英ノーベル賞科学者が教授辞任、女性は「邪魔」発言で物議

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ハント氏の発言に対するソーシャルメディア上の反応は様々となっている。多くは原則に従ったUCLによる同氏への対応を評価。一方で一部では辞任は言論の自由を損ねかねない選択肢との意見もあった。

また、辞任は科学界におけるより深い性差別主義の問題を解決させるものではないとの主張も見られた。国連教育科学文化機関(UNESCO)によると、世界にいる研究者のうち3割が女性。ただ、女性の多くが研究者としてのキャリアに必要とされる最高レベルの研究段階へ進むことを断念しているという。

UCLは声明で、ハント氏は科学界における女性についてのコメントを受けて辞任したと表明。同大は「英国で初めて男女平等の条件の下で女性の学生を迎え入れた大学」とし、辞任は男女平等に関する同大の決意と符合するものであると述べた。

同氏は2001年、細胞周期の主要な制御機能などに関する研究でノーベル医学生理学賞を受賞していた。

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