ハメネイ師、米上院議員の書簡を批判

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イランの最高指導者ハメネイ師

イランの最高指導者ハメネイ師

(CNN) イランの核開発問題を巡る同国と欧米など6カ国の交渉について、同国の最高指導者ハメネイ師は12日、「あざむき、ぺてんにかけようとしている」と6カ国を非難した。イラン国営メディアが伝えた。また国営テレビによれば、ハメネイ師は米上院議員47人が発表した公開書簡についても批判した。

この書簡では、もし核協議で合意に達しても、米議会の支持が得られず次の大統領が共和党から選出されれば白紙撤回される可能性があるとしている。

ハメネイ師はテヘランでの演説で「当然ながら私も懸念はしている。なぜならあちらは相手をあざむき、ぺてんにかけ、陰険な手段で陥れようとしているからだ」とし、米上院議員からの書簡について、土壇場で包括合意を台なしにしようという試みだと指摘。「連中の策略とぺてんだ」と述べたという。

核協議では、枠組み合意の期限が3月24日に設定されている。ここ数カ月の間に暫定合意にはたどり着いたものの、長期的な合意を結べるかは予断を許さない。

書簡は米政界にも波紋を呼んでいる。

ケリー米国務長官は12日、上院外交委員会の公聴会に出席し、書簡は「2世紀以上にわたる前例」にそむくものでまったく事実に即していないと述べた。書簡をまとめたのは共和党のトム・コットン議員。オバマ政権の対イラン交渉を妨害するためだとはっきり認めている。

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