ナイジェリア、ボコ・ハラムと停戦合意 女子生徒ら解放へ

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ナイジェリアのジョナサン大統領

ナイジェリアのジョナサン大統領

(CNN) ナイジェリア当局者らは17日、同国政府がイスラム過激派「ボコ・ハラム」と停戦合意に達したと発表した。合意項目には、ボコ・ハラムに拉致された200人以上の女子生徒の解放も含まれているという。

ジョナサン大統領の側近によると、交渉は隣国チャドのデビ大統領の仲介で1カ月前から続けられ、16日夜に合意が成立した。今年4月に同国北東部ボルノ州チボクの学校から連れ去られた女子生徒らの解放でも合意し、チャドで来週開かれる次回会合で最終決定するという。

政府報道官は生徒らの解放時期を具体的に示さなかったが、「近いうちにまとまった人数が解放される。一度に全員というわけではない」と説明。さらに「女子生徒の件だけにとどまらず、武装闘争をやめさせることが目的だ」と強調した。政府側もボコ・ハラムからの要求に一部応じたとされるが、その詳細は明らかでない。

ボコ・ハラムは現地の言葉で「西洋の教育は罪」という意味。ナイジェリア全土へのイスラム法(シャリア)導入を目指し、さらに近年は政府打倒を主張して学校や教会への襲撃、女性や子どもの拉致、政治家や宗教指導者らの暗殺などを繰り返してきた。

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