仏男性の首切断、武装集団が映像公開 アルジェリア

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国連演説で仏男性殺害を厳しく非難するオランド仏大統領=UNTV提供

国連演説で仏男性殺害を厳しく非難するオランド仏大統領=UNTV提供

(CNN) アルジェリアで拉致されたフランス人男性が、武装集団に首をはねられ殺害される映像が公開された。フランスのオランド大統領が24日の国連総会演説で明らかにした。

フランス外務省によると、殺害されたエルベ・グルデルさんは、アルジェリア東部で数日前に拉致され、殺害映像が24日に公開された。この映像にはアルジェリアの武装集団「カリフの兵士」のメンバーを名乗る男たちが映っていた。同集団は、イラクとシリアで勢力を広げるイスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」のアブバクル・バグダディ指導者に忠誠を誓っている。

グルデルさんは1959年生まれ。フランスで長年、山岳ガイドとして活動していた。

殺害映像は「フランス政府への血のメッセージ」と題して、同国のバルス首相が国民議会でISISとの戦いについて演説しているタイミングで投稿された。

オランド大統領は国連総会の演説で、「フランスは決して、脅しにも圧力にも野蛮な行為にも屈しない」と強調、テロと戦う姿勢は変わらないと宣言した。

アルジェリアのセラル首相も、犯人捜しとグルデルさんの遺体発見に全力を挙げることを約束したという。

ISISなどのイスラム過激派組織は8月以来、欧米人を殺害する映像を相次いで公開してきた。犠牲者は米国人ジャーナリスト2人と人道支援メンバーの英国人に続き、グルデルさんが4人目となる。

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