トランプ氏の不倫口止め料巡る初公判、判事が延期の申し立て退ける NY地裁

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フアン・マーチャン判事(左)とトランプ前米大統領/AP/Getty Images

フアン・マーチャン判事(左)とトランプ前米大統領/AP/Getty Images

(CNN) トランプ前米大統領がポルノ女優への不倫口止め料支払いに伴ってビジネス記録を改ざんしたとして起訴された件で、裁判を担当するニューヨーク州マンハッタン地区刑事裁判所のフアン・マーチャン判事は3日、裁判を遅らせるよう求めたトランプ氏の申し立てを退けた。トランプ氏は大統領の免責特権を巡って連邦最高裁が判断を下すまで裁判を延期するよう要求していた。

マーチャン氏は申し立てについて、時期を逃していると指摘。トランプ氏側の弁護士には数カ月前から申し立てを行う機会が何度もあったとの見解を示した。

トランプ氏が2016年の大統領選中にポルノ女優に支払ったとされる口止め料に関連したこの裁判は、今月15日に陪審の選定から始まる予定。トランプ氏は全ての罪状で無罪を主張している。

マーチャン氏が以前下した判断によれば、トランプ氏の弁護士らは検察によって持ち込まれた証拠が大統領の行動に結びついていると確信した場合に異議を唱えることを認められている。ただ3日の判断でマーチャン氏は、この点についての詳細を明らかにしなかった。

トランプ氏が裁判延期の申し立てを行ったのは先月7日。この時点では裁判の開始日は同月25日に設定されていた。1週間後、連邦検察から大量の資料が開示されたのを受けて、裁判は4月中旬に延期されていた。

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